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2011年10月19日 (水)

ガントリークレーン

TBSのドラマ「南極大陸」いいですねえ、私の好きな木村多江さんが出演してるので楽しみにしてました。あの「幸薄そうな」表情が好きなんですねー。芦田愛菜がちょっと興ざめだけど、まあ良しとしましょう。しかし、昭和30年頃って、まだ日本の国際的な立場が弱かったのがよく描かれ  ていて興味深かった。

ところで、キムタクの港でのシーンで背後にうっすらと「ガントリークレーン」が映っていて、私は違和感を覚えたのですが。たしか、あの頃はまだコンテナ船はなかったような気が・・・

といっても一般の方にはピンとこないでしょうが。

Gantry_crane

ああ、あれね。そうあれです、これは「ガントリークレーン」というコンテナーを船に積み降ろしする専用のクレーンです。こいつは近くで見ると迫力ありますよー。

というわけで、YOUTUBUで見つけました、ガントリークレーンの荷役映像。

http://www.youtube.com/watch?v=eSFax2MThHc

コンテナーとは「入れ物」という意味で、最初は米軍が物資輸送のために開発したものでした。コンテナ船の一番の利点は、雨の日でも荷役(にやくと読みます)ができるということで、天気待ちがなくなり、貨物船は定期運航が可能になりました。

コンテナーは世界中で企画が統一されており、20フィートと40フィートの2種類だけです。このあたりが「規格化」意識の高いアメリカ人のエラいところで、「ガラパゴス」が好きな日本人とは違います。国鉄は5トンコンテナーという得意の「独自規格」をうみだしてしまい、日本のマルチモーダル(輸送の多様化・複合化)を阻害したのでありました。その結果日本全国に港が分散し、アジアのハブ港の地位を韓国のプサン港に奪われてしまうのであります。

12_b

まあ、港湾というところはいろんな方の利権が絡み、近代化の難しい場所なのですが、ロジスティックをおろそかにするお国柄は今でも変わらないようです。先の戦争であれだけロジスティックでイタイ目にあってるのに、懲りないなあ。旧日本陸軍は「輜重輸卒(しちょうゆそつ)が兵隊ならば、箒(ほうき)の先にも花が咲く」と輸送部隊を馬鹿にしたそうですが、その結果が南方戦線での多数の餓死者をうんだわけですわ。

それがいまだに反省されず大規模災害の時にも物資が届かない、という事態を引き起こしてるんじゃないかなあ。国土交通省は運送屋を取り締まることばかり考えてないで、災害時の物資輸送をもっと真剣に考えてほしいものです。

あー、やっとオチついた。

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コメント

神戸港のコンテナの話は昔、父からよく聞かされました。

昭和10年生まれの父が高校を卒業して神戸の乙仲に就職したのが昭和28年。その頃からマースクの社長が構想を作ったコンテナの概念はベトナム戦争の物資を輸送する事がきっかけで国際的に普及したと聞いた事がありますがホントかどうか。

とにかく1960年代から70年代にかけて神戸港のコンテナ取扱量は世界一の時代があったと聞きます。その頃、忙しかったんでしょうか、事務屋の父が無理して現場仕事して足を骨折して入院してた記憶があります。

今のガントリークレーンはコンピューター制御されていて、この動画のようにスムーズに荷役しやすいそうですが、昔のクレーンのオペレーターは誰にでも出来るようなものではなく、出来る人は物凄く重宝されたそうです。

そんな話をオヤジからよく聞いたなぁ・・・って遠い目をしてしまいました。長々とすみません。

タコスケさん

そうですかあ、父上も乙仲でしたか。
同業ですね、私も海岸通の乙仲に
出向してたことがあります。

父上の時代は一番いい時だったでしょうね。
今は乙仲通りもギャルの街になっちゃいました。

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