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2012年2月 7日 (火)

白黒写真のチカラ

よく使われる比喩で「色あせた写真のような」という表現が使われますよね。でも、ちゃんと処理された白黒写真は意外に強いものなのです。100年くらいは大丈夫。デジタルに対して、銀塩写真という言葉がありますが、あれは「塩化銀」という物質が、光に当たると科学変化を起こす性質を利用しているからなのです。

銀塩写真は、

撮影→フィルム現像→停止→定着→水洗→乾燥でネガが出来上がります。次は印画紙という塩化銀化合物を塗った紙に、ネガを通して光を当て、

また現像→停止→定着→水洗→乾燥という工程を経て、いわゆるプリントが出来上がります。

DPEというのは、D(現像)P(プリント)E(引き伸ばし)の頭文字です。

まあ、他にも難しい理屈はたくさんあるのですが、大事なのは最後の「水洗い」なんですね。水洗いの良し悪しで写真の保存性が決まるんです。

下の写真は私が高校時代にプリントした写真です。40年以上経過してますが、少しも色あせていません。実は写真部の先輩が非常に厳しい方で、水洗いをやかましく言われたのです。この写真も真冬でしたが30分近く冷たい水で処理してあります。

水洗いがいい加減だと、定着液(酢酸)が残って腐食の原因となります。

Img017

台紙のいろあせ具合で古いのがわかります。

同時期に撮影したカラー写真も掲載します。当時はまだやっと一般に国産カラーフィルムが出回ったころだったので、処理方法も確立されてなく、ご覧の通り「色あせて」います。

Img018

あと、昔の写真はフィルム(乾板)サイズが大きかったので、意外に解像度が高いですね。よーく見ると細かいところまで写っているのに驚かされます。今の携帯電話の撮像素子なんて、フィルム時代に比べると数百分の一しかないのですよ。

さて、私は高校時代に白黒をやり、カラーへ、そしてデジタルへと40年をかけて少しずつ覚えてきたので「付いていけない」なんてことはないのですが、デジタルから入った方は、基礎から一度に学ぶので大変でしょうね。覚えることが多すぎます。カメラの進歩で「とりあえず、失敗せず」写真が撮れますが、作品となると難しいでしょうね。

そこで、私はあえて「白黒で撮ってみる」ことを提案します。色彩に惑わされず形と光の濃淡だけで表現する。これをしばらくやっていると「見えてくる」ものがあると思うのです。構図もわかりやすくなります。

Dsc_0362mono_edited1

コンパクトなデジタルカメラでも「白黒」モードはたいてい付いてますから、一度試してみてはいかがでしょう。きっと新しい発見があるとおもいますよ。

Dsc_0362small

ライブの写真はシャッターチャンスも重要ですが、「ステージの照明を見極めて「光を読む」のが一番だと思ってます。

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コメント

白黒写真のほうが時代が変わってもそのままを
表現でいているように思いますeye

繊細っていうんでしょうかね・・・notes

まるで、デッサンのような感じ・・・っていうのかな・・・sun

自然の陰影をそのまま 写してくれていると思いますshine

色も 形も、思い出も そのままnote

そんな、白黒写真 が
オシャレなんですよねupwardrightupwardrightshineshineshine

ユンディさん

そうですよね、画家がデッサンからはじめる
ように、写真も白黒からやるといいんじゃないかと
思います。

スゴイ方のデッサンはそれだけでも存在感ありますもんね。
陶芸も素焼きからなのかな?

陶芸は・・・
 

芸術は、みんな空想、イメージが大切なのかなと(笑)
芸術的センスなしですがdownwardright

こんな感じ・・・を具体化していく過程が
いいんでしょうネnote

最初から これっていうのは
あまりないかも・・

だいたい、変形していきますnotes

陶芸は、最初土をいっぱい練るんですよ・・・
これが、大変downwardright

いやあホンマに素晴らしいですわゴロさん(笑)
mixi界のゴロさんとは別人ですなあ(笑)

ゴロさん、写真にも撮る側の人柄がにじみ出るもんですね。
ゴロさんの写真は素人の僕にも「ぐっ」とくるものありますもん(笑)

面白いですね。
こうやって記事にしていただくと、写真の世界も奥深いのでもっと聞いてみたい気がします。
実は自分は写真を撮られるのが嫌で、昔の写真はほとんどないんです。。。
友人たちが保存しているものはあるでしょうけど・・・。
いま思うと、もっと昔の自分を残しておけばよかったな・・・と。

俺も、小学4年生の時にオヤジにPEN-EEを買ってもらったのがカメラの始まりで、当然白黒フィルムでしたね。
ちょこっとフィルターを使って遊ぶのもこの頃に覚えました。

高校時代の後輩にブロニカの6×6を持ってる奴が居て(そいつは後にカメラマンになりました)いろいろ教わりました。
がっ、、、俺は暗室を使った事がありませんでした(T_T)

うなぎ1号さん、

mixiの私はわたし、こちらの私も私(笑)

エラそうなこと言ってますが、
先日6年前の写真を見たら、恥ずかしくて。

でも皆さんのお言葉が一番励みになるんですよ。

smokyeeさん、いつも楽しいDJをありがとう。

実は私も自分の写真は少ないんですよ。
人の写真ばかり撮っていたもんで。
だから、最近は努めて撮ってもらうようにしています。

写真嫌いの人に「オレも撮ってくれよ」と
言われるようになりたいです。

SINさん

おー、PENーEEですか。
あれはいいカメラでしたね。
SINさんのフライヤー、いつもセンス抜群!

白黒時代は暗室が必要で、ハードル高かった。
でも今は明室の時代、ムカシやりたくてできなかった
テクニックも、クリック一つでできるようになりました。

ななさん、

なんでも追求して行くと奥深いモノですねー。
我々はそれを沼と呼んでいます。
写真沼、ギター沼

首まで浸かると、また見えてくるモノもあるし、
そのまま溺れてしまう人もいる。

悲しくも、またをかし
井原西鶴のことばです。

神戸市西区の原と申します。 昨年の1月に西本町のフリーダムカフェに、臼井優子さんのLIVEを聞きに行った時にお会いしたものです。突然のmailですみません。
あの夜、先に帰られたのでゆっくりと話をすることも無かったのですが、あれから気になってました。「舞子、引越し、ジャズ、臼井優子」、と記憶の断片にあったワードで検索したら一発でヒット、こうして連絡を取らせて頂きました。
あれから毎月第三金曜、臼井さんのレギュラーの日に聞きに行くのが楽しみになっています。友達も出来、何とその人の影響で一眼レフまで購入してハマってしまいました。もし良かったら今後とも連絡を取り合えたらなと思います。よろしくお願いします。

原様、あの時はお先に失礼しました。
後で直接メールを差し上げます。
今後ともよろしくお願いします。

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