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2012年7月23日 (月)

蛇口から出ている水を何も考えず飲んでいたら毒の入ったことに気づかない。

7月21日午後4時から放送されたNHKスペシャル「メルトダウン 連鎖の真相」という番組を見た。

東京電力の関係者300人にインタビュー。3月11日から何が起きたのか、克明に事実を積み上げた番組で「これぞジャーナリスト」と評価すべき素晴らしい内容だった。

メルトダウン(炉心融解)がなぜ起きたのか。それは次の3つの要因が連鎖した結果である。

1.格納容器内の圧力が高まり減圧しようとしたが、電源喪失のため圧力を逃す「SR弁」というバルブを作動できなかった。

2.緊急用に必要な物資の調達が混乱して、SR弁作動用のバッテリーを調達できなかった。

3.そのまま格納容器内の圧力が高まり、水素爆発が起きた。
300px

原発施設には、重要度別にランク分けされているが、最後の要になるSR弁は最低のCランクだったため、簡単に破損し復旧の仕組みがなかったらしい。

アメリカには原発の緊急時に備えた部隊があり、電源車をはじめ考えあっれる限りの物資を備蓄しているそうだ。

原発の再稼働にあたり、この基本的な欠陥は全く対策されていない。だが、ほとんどの国民はそのことを知らない。これでは事故の前と同じではないか。さらに東京電力の責任者は「やれることは全部やった、人事を尽くした」と発言している。彼らには「国民の命にかかわる」という姿勢は全く感じられない。

1時間の番組をたった3行にまとめるのは難しい、いったい日本人の何%がこの番組を見たのだろうか?反対デモに参加した人たちは、どこまで原発の危険性を具体的に把握しているのだろうか?

また、事故直後自衛隊には放射線量の高い地域で活動する体制を持っていなかったが、それが改善されたという話は聞かない。放水車に拡声器で支持する映像には笑ってしまった。おそらく無線の周波数が違い交信できなかったのだろう。本来ならば警察・消防・自衛隊はデータリンクが必要なはずだ。

一般のテレビ番組では政府の大本営発表を繰り返すばかり、戦前とまったく変わらない。そしてそれに騙される国民。「そんな難しいことは知らなかった」ですまそうとするのだろうか。


原発の危険性はなにも地震だけではない、先月号の文藝春秋には原発テロを担当していた元自衛隊員が、「原発のテロ対策はないに等しい」という発言をしている。もしも、20人のテロリストが海岸から侵入「メルトダウンさせるぞ」と叫べば、日本全体が喉元に原爆を突きつけられたのと同じである。実は事故調もこの点を指摘している。

文藝春秋など、決して一般的な雑誌ではない。だが、テレビのワイドショーから流れる「派手な報道、お涙ちょうだいのドキュメンタリーもどきを見ているだけでは、国がこっそりと水道水に毒を混ぜてもわからないのである。太平洋戦争の例を持ち出すまでもなく、「大本営発表」は疑ってみる姿勢を忘れてはならないと思う。

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