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2012年11月27日 (火)

鬼平犯科帳・・・縁(えにし)と業(ごう)

久しぶりに鬼平犯科帳を観て泣いてしまいました。原作はほぼ全て読んでいたのですが、それは通勤途中の暇つぶし。それほど深く読み込むこともありませんでした。ですから、毎週火曜日に放映されるサンテレビの「鬼平犯科帳」はその都度新鮮に楽しめるのです。古いドラマの再放送ですが、原作が味わい深いのでけっこう楽しめますね。

さて、今回は「熊五郎の顔」お信の夫は鬼平の手下だったが、3年前張り込み中に盗賊熊五郎に殺されてしまい、今は上州高崎で茶屋の女将をしながら幼い息子と暮らしている。その茶屋へ信太郎という商人が食あたりで倒れこんでくるのです。お信は親身に看病、そして二人は男女の関係を持ってしまう。

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鬼平は高崎に熊五郎が居ることを知り、出張って見事に熊五郎を捕えます。江戸へ護送の途中、鬼平はお信のもとへ立ち寄り「旦那の仇をとったよ」と告げるのですが、お信はその顔を見てビックリ。先日の信太郎ではないですか。お信は夫の仇と情を交えたことに悲嘆にくれ何度も自害しようとするのでした。

ちょっと見えにくいですが、馬で行く鬼平の後ろで久米八は走ってます。江戸から高崎までは約100Km、当時の人は1日に50Kmくらいは走っていたそうな、しかも握り飯だけで。

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とこれで終わればただの悲劇ですが、数日後あの信太郎が訪ねてくるのです。話をするうちに、信太郎には双子の兄弟がいることがわかります。なんともまあ情け深い結末ではないですか。

藤丸籠(とうまるかご)からお信を見上げる熊五郎。

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池波さんの原作がいいのはもちろんですが、脚本・演出もすばらしい。お信役の音無美紀子さん、そして信太郎と熊五郎二役の高橋長英さんの演技がいいですねえ。

このシリーズはかなり前に制作されたものなので、昔懐かしい渋い役者さんが出てきて楽しめます。主役は鬼平ですが、脇役とはいえない重要な役を与えるのが鬼平犯科帳の面白いところです。

2012年11月18日 (日)

子どもをあやす

子どもが好きだ、それは亡くなった母の影響。子どもをあやすのは難しい。特に最近の人は小さい頃に子守の経験がないから大変だろう。「あやす」のは音楽と似ていると思う。まずリズムが肝心かなー。同じリズムで繰り返すと、それを心地よく感じる。

そして、少し「外す」と飽きない。それは赤ちゃんでも同じ事で「いないいないばー」でも間を変えると「バー」と言われるのをじっと待っている。ううう、と笑うのをこらえながら。

だから、子どもをあやすのにおもちゃはいらない、両手だけで十分に遊べる。電車の中で子どもに泣かれると肩身の狭い思いをする。でも、一生懸命あやしていれば、白い目も減るだろう。電車の中ではケータイなど見ずに子どもと向き合っってほしい。

2012年11月12日 (月)

着晒す

栴檀は双葉より芳し(せんだんはふたばよりかんばし)  という言葉があります。 香木のびゃくだんは、芽生えた時からすでによい香りを放つ。才知のすぐれた人は、幼少の頃から、すでに並外れた素質を表す。という意味なのですが、この歳になって性格の良い人と接すると、いつも羨ましく思い、自分の性根の悪さを恨むのです。

ところで、歳をとると見た目がどんどんくすんできて、せめて明るい色の服を着ようと心がけています。だから夏場は白を基本に秋冬はなるべくビビットな色を着るようにしてます。

特にシャツの色は要でして、ピンクのシャツにこだわっていて、5年以上愛用しております。綿のシャツは素材がよければ洗濯にも耐え色あせつつも本来の風合いを失わず、味わいを増していく。

そんな姿がうれしいものです。

革製品はもっと耐久性が高く、手入れさえ怠らなければ何十年も愛用できる。そんな一足がレッドウィングのチャッカブーツ。最初は履きならすのに苦労したけれど、今ではすっかり足に馴染み体の一部になりました。

さてさて、最初の話に戻りますが、泣き虫だった娘は母親に似て我慢強く幸せをつかみ、息子は万人に好かれる好青年に育ちました。私とは違って普通の人生を歩んでくれそうで、うれしいことです。

2012年11月10日 (土)

プリントしてますか?

元町カツミ堂の店員さんから聞いた話だが、最近店頭プリントの需要が延びているそうだ。やはり、紙に印刷して残したいという欲求が根強いらしい。パソコンとプリンターの普及で一時的に自宅プリントが流行ったけど、意外に安くない(インク代がかかる)、思ったような色が出ない、などがその理由のようだ。

たしかに、カラーマネージメントされていないディスプレーでは、そもそも正しい色が表示されないのだからムリもないことだ。面白いことに、お店への苦情が減ったそうで、自宅のパソコンである程度見ているので、自分でも失敗だと分かるかららしい。

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私はEPSONのPX-5Vという顔料インクのプリンターを愛用していろ、顔料インクは印刷したてでもほぼ最終的な色が出るので、作業効率が良い。また褪色にも強ういと言われている。これと、ピクトリコ・セミグロス・ペーパーの組み合わせが好きだ。あまりピカピカなよりも、半光沢のほうが落ち着いて見える。

さて、この半年間怒涛のように撮影してきたが、そろそろとった写真を整理しなくてはと思い立って、毎日せっせと選んではA4サイズにプリントしている。面白いのは、プリントすると「アラが見える」ことだ。ちょっとしたノイズやゴミがハッキリと見えてしまう。

そんな時は、RAW現像をやり直すこともあるが、最近はそれも少なくなった。現在50枚ほどを選んでプリントしているが、やはりその殆どはα900で撮影したものだった。

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プリントした写真はポートフォリオ(アルバム)に入れて保存する。専用のものは透明度が高く写真がキレイに見える。保存性も高いようだ。プリントした写真を見ていると、何だか生きてきた証みたいに思えて愛おしい。ハードディスクもDVDもまだその耐久性が実証されてていないので、映画の博物館でも保存はいまだにフィルムが基本だそうだ。秋の夜長、じっくりと写真を選んでプリントするのも楽しいよ。

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